オイシックスと他の食材宅配サービスを利用した結果わかった事とは?

オイシックスと他の食材宅配サービスを利用した結果わかった事とは?

こんにちは。「主婦歴いつの間にか35年」のゆかけんです。

食材の宅配業者ってたくさんあって、どれがいいのか分からないですよね。特に最近(コロナ禍以降)は、ステイホームが当たり前になり(ていうか、家から出られない状況でもあった)、宅配で食べ物を運んでくれる業者さんが途端に増えました。

この記事では、私が過去に実際に利用してきた食材宅配サービスを例にあげて、ひとつひとつ感想・解説をしていきます。

この記事を読めば、オイシックスと他の業者とどこが違うのか同じなのかが分かります。必要な部分だけ、わかりやすく説明していきます。

本当に必要なことは、送料や子育て割引などではありません。そのたぐいのことはどの業者も似たり寄ったりです。小さな部分にとわられて業者を決めると、あとからロクなことになりません。

一番大事なことは、「商品の質の高さ(安全性)」と「おいしさ」そして「価格」です。この記事ではその3つについて重点的に解説していきます。

まずは「生協」からいきます。

わたし
わたし

まずはみんなの知ってる生協からいくわよ!

いちばん大きな生協(co-op)

生協っていろいろあるけれど、いわゆる「生協」と聞けばみんなが思い出す「生協」のことを指していると思ってください。

私の住んでいる神奈川県は、生協の宅配を「おうちコープ」と呼んでいます。東京都とその近辺の件ではでは「コープデリ」と呼んでいるそうな。(なぜ東京近辺の県に神奈川県が入っていないのかいまだに謎です。)

呼び方がいちいち違うのも、めんどくさくて巨大生協らしい感じがする。まるで恐竜のように、時代に取り残された感がずっとしています。

生協は私が小さいころから母が加入していたので、生活と生協は切っても切れないものでした。

私の弟が幼いころに「アトピー皮膚炎」になってからというもの(当時はアトピーが知られていなかったので、あのブツブツがアトピーだとわかるまで、病院を何件も回ったことを覚えています)、なるべく健康に良いものを、ということで生協を利用するようになりました。

当時の生協はまだまだ「消費者の団体」という感が強く、宅配も共同購入でしたし、自分たちが安心して食べられるものを自分たちで見つけよう、という趣旨に賛同していた人たちの集まり、という感じでした。

でも今は、その時の精神をほとんど忘れてしまったかのように、巨大生協は単なる「スーパー」と化しています。

もちろん、生協独自の消費者に沿った安心安全な食品や商品は取り扱ってはいますが、それくらいは昨今の街のスーパーでも取り組んでいますし、なんら変わりはありません。

コープの実店舗です

巨大生協はもはやスーパーと同じ

最初は「消費者に寄り添った安心で安全な食材」をメインテーマに掲げた生協でしたが、今や「無農薬・有機栽培・無添加」などを大々的にうたった業者が後からどんどん出てきて、大きく水をあけられてしまいました。

大地を守る会やらでぃっしゅぼーや、オイシックスなどはかなり後発だけれど、「安全安心の食材」でかなりがんばっています。もはや健康に気遣うママは「安全だから」という理由で生協を選ぶことはないでしょう。

だがしかーし!考え方を変えてみれば、生協は「あなたのおうちの宅配スーパー」です。なんたって、他の業者と違って取り扱う商品の数の桁が違います。

他の業者のメインの商品は「食材」です。ほかに、生活用品がちょこっと申し訳程度にあるくらい。

でも生協は違う。(何度も言うけど、巨大生協の場合ね。)食材はもとより、日用品、化粧品、洋服から布団までなんでもそろう!

賢く買い物する人は、ゼイタク言わなければほとんど人生で必要な大部分を生協でまかなえると言っても過言ではありません。

かくいう我が家も、生協に加入していますよ。オイシックスは「ちょっと贅沢なデパ地下」気分。でもトイレットペーパーや猫砂などの大きなものや、かさばる物は、生協さんにお願いしています。

つまり、生協とオイシックスを併用しても、それぞれの持ち分が違うので、きちんと住み分けができているということです。(生協とオイシックスの併用は結果的にベストな選択となりました。)

まあ、我が家の場合、スーパーやドラッグストアまで遠いし、車も出しにくい場所にあるので、生協をやむなく利用しているといったほうがいいでしょう。

もしも近くに便利なスーパーがあるなら、私は喜んで日参します。いくら生協の取り扱い量が大きいからと言っても、実店舗の品ぞろえには到底太刀打ちできませんから。

生協の商品の味と価格

現在の生協は、何度も言いますが「家に来てくれるスーパー」的な立ち位置です。価格も味も、スーパー並みだと思っていいでしょう。

コープブランドの商品は価格も安く抑えられていますが、普通のスーパーでも「バリュープラス」などのスーパー特有のブランドが店内に並び、質や味、価格ともに一定以上の基準を保っています。

今やコンビニでも「セブンイレブン」ブランドなど当たり前になってきて、消費者を満足させる内容です。私も、近くのセブンイレブンでよく「セブンブランド」のものを購入しますが、特にハズレはありません。

そういう意味では、生協の商品も「可もなく不可もなく」というところでしょう。大変満足もしませんが、特に不満も見当たりません。普通のものを求めている人には十分でしょう。(私もその一人だったりします。)

初めて利用した有機栽培の宅配「らでぃっしゅぼーや」

子供が生まれてしばらくしてから、近所のお母さんから「農薬を使わない野菜を届けてくれる会社があるらしいよ。らでぃっしゅぼーやっていうの。」と聞いて、私もさっそく真似して加入しました。

マジでママ友同士の情報ってすごいですよね。グーグルで検索しても出てこないような濃い情報が、ママ友の間では毎日のように飛び交っています。企業さんも、ママ友を敵に回すとつぶれることになりますから要注意です。

らでぃっしゅぼーやは私には物珍しく、最初は喜んであれもこれもと購入していました。それを食べているだけで自分も健康になるような気がしたし、何より子供に安心な食事を与えることが母としての義務だと思っていました。

そのうちにまたママ友が「らでぃっしゅぼーやよりも大地を守る会のほうがいいみたい」というので、私も理由もなく大地を守る会に変更しました。ママ友も特に理由がなかったようですが、らでぃっしゅぼーやに飽きたのだろうと今でも思っています。

結果的に、らでぃっしゅぼーやも大地を守る会も、特に「ここが全然違う!」ということはなく、良心的に作られた食べ物をスーパーよりも高い値段で買う、ということに変わりはありませんでした。値段の高さは「安心代」だと思ってあきらめていました。健康優先です。

この「安心代」をどうとらえるかは、人によって、あるいは家庭によって全然違います。健康や自然に対する知識や考え方もありますし、その家の経済も大いに関係します。(経済のほうが大きいかもね。)

「素材の質」と「価格」のバランスは、一生の課題と言ってもおかしくないのかもしれません。安心でおいしい食材を、お財布を気にすることなく食べられれば、それに越したことはありません。

のちになって、らでぃっしゅぼーやは大地を守る会に吸収合併されたことを知りました。今でも形だけはらでぃっしゅぼーやは残って活動しているようですね。現在の規模は私にはわかりません。

そのうち、いつの間にか大地を守る会はオイシックスと合併しました。なので、オイシックス一択でいいのではないかと思っています。(オイシックスでも大地を守る会のものが買える。全部ではないけれど。)

「らでぃっしゅぼーや」と「大地を守る会」の味と価格

らでぃっしゅぼーやも大地を守る会も、どちらも「無農薬・有機栽培の野菜」を主力としています。(無農薬と有機栽培は厳密にいうと違いますが、ここでは省略します。)

ですので、野菜の味は非常によい。どの野菜も味が濃く、スーパーで買うような「うすぼんやりとした味」ではありません。

サラダにすると野菜のうまみが一番感じられます。「野菜嫌いの子供たちが、大地を守る会を利用するようになってからは、野菜を食べるようになった」とは、ママ友たちがよく言っていた本当のことです。子供の舌ってバカにできないんですよ。直に「おいしい」「まずい」を口にしますから。

農薬を極限まで使わないように作られているので、身体に入れるものとして安心材料です。何しろ幸せに生きるためには健康が一番です。

価格は、もちろん高めです。農薬をバーっとまいて収穫する普通の農業と違い、ひとつひとつの虫を見つけて退治したり、土壌を何年もかけてつくりかえたり、大変な手間と時間がかかっています。

価格が高めなのは当然だと思ったほうがいいです。あとは、自分の家の経済と相談です。

野菜の処理が面倒だった「らでぃっしゅぼーや」と「大地を守る会」

らでぃっしゅも大地も、メインは「なるべく無農薬を目が指した野菜」ですから、自然そのものが届く感じです。

野菜は、ある程度先方で洗ってくれてはいるものの、どうしても泥はついています。家に到着した野菜たちを洗ったり切ったりの下処理が面倒な人は、それが嫌になるかもしれません。

私の場合、それはまあ仕方がないとして、もっといやなことがありました。

「青虫」です。ニョロ系の虫が大嫌いなのですが、農薬を使わない野菜っていうのは、逆に虫さんを殺さないってことなんです。

減農薬が素晴らしいことだってのはわかりますが、青虫が嫌いなのは嫌いなので、葉物(キャベツなど)には要注意でした。少しでも虫くいの跡があったら、その裏にニョロがいる可能性が大なので、細心の注意を払って葉っぱをはがしました。

ニョロがいたときは絶叫しました。

わたし
わたし

ぎゃーーー!ニョロがいたわよ!

さらに、もっとニョロに出会う可能性のある野菜があります。ブロッコリです。あれは、下から見ると裏側のぼこぼこしたところに潜んでいます。

小さなニョロでも、ニョロはニョロ。ブロッコリはやばいので、購入しませんでした。

わかっています。「虫がいるからおいしいのよ!」人から何回もそう言われました。自然を大切に、安心で安全な食材を求めて旅をしている(旅はしてないけど)私の、思いと行動に大きな矛盾が潜んでいることは重々承知です。

でもまあ、ダメなものはダメなんですね。そのうちに飽きてきて、大地を守る会もやめてしまいました。(人ってなんでも飽きるものですね。)

長くなるので続く…(こんなに長くなるとは自分でも思わなかった)

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